本州および長野県のほぼ中央に位置し、400年以上の歴史を誇る城下町・松本。日本アルプスを擁して多くのアルピニストを迎える『岳都』、まちかどにバイオリンの調べを聴く街、セイジ・オザワ 松本フェスティバルの街『楽都』、古くから学問を尊び、学生を大事にする都、進取で議論好きの市民気質から『学都』。「『三ガク都』まつもと」～岳都・楽都・学都～と呼ばれています。
城下町としての発展に由来する匠の技、庶民文化やこの地方の気候風土に育まれたさまざまな特産品、名産品が受け継がれており、その一つが松本てまりです。山紫水明の信州松本において江戸時代中期、松本藩の教養ある婦人の指先から生まれたもので、松本市立博物館には江戸時代のものが保存され、今日見ても、当時のものがいかに優れたものであったかを伺い知ることができます。